「これだけ世界中が旭日旗はナチスのハーケンクロイツと同じだと認識しているのにこんなポスターを作るのはけしからん。ディザイナーも許可したディズニー映画担当者も軽率だ」と気色ばんだ。

 日系人(3世)は「中央のダンボがいなくて、代わりに白いサークルでもあれば、旭日旗になるかもしれないけど。少しコリアンは神経質になりすぎているのではないか。でもコリアンが不快に思うなら別の図柄にすればいいだけのこと」とコメント。

中国人画家「門外漢が画家の創造性に介入するな」

 そうした中で中国系米人や中国人はどういった反応を示すか。筆者は注目した。

 中国人は米国籍だろうと、中国籍だろうと、日本の戦争犯罪についてはいわゆる南京事件をはじめ石井部隊の人体実験などについて官民挙げて厳しい対応を取ってきた。

 特に中国生まれ、中国育ちの人たちは義務教育で徹底した反日教育を受けてきたと聞いている。

 中国人で答えてくれたのは上海の名門、中国美術学院で墨絵・書法を極め、その後西洋画研究のためにイタリアに留学し、十数年前に渡米した50代の水墨画家だ。

 「画家もイラストレーターも作品を制作する時、邪推はない。最高のものを作ろうとする。私がこのポスターを見る限り、作者の頭の中には日本の旭日旗もなければ、日本帝国主義もない」

 「あるのは高い高いサーカスのテント中を飛び回る不思議なダンボを描くことしかない。奇跡と夢の世界だ」

 「それに門外漢がああだこうだ、と言うのは不謹慎だ。この男が大学教授ならそのくらいのことは分かっているはず。分からないのであれば教授などではない」

 「一つの凝り固まった政治史観しか見えず、政治目的のためだけですべてを判断する偏った活動家でしかない」