(英エコノミスト誌 2019年1月5日号)

米政府閉鎖の終結に向けた協議、ほとんど進展せず トランプ大統領

米ホワイトハウスのローズガーデンで行われた記者会見で、マイク・ペンス副大統領(右)と相談するドナルド・トランプ大統領(左、2019年1月4日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP〔AFPBB News

大統領はこれまでラッキーだった。このツキはもう続かないかもしれない

 ドナルド・トランプ大統領の、落ち着いて見ていることなどできない1期目が後半に入った。

 連邦政府機関の閉鎖、株価の乱高下、そしてジョン・ケリー氏とジェームズ・マティス氏という安心感のある閣僚の放逐(いずれも元海兵隊大将だ)という、波乱を伴う幕開けだ。

 反トランプ派はこの状況を災難だととらえたが、大統領の支持者は、そんな批判は噴飯ものだとこき下ろした。

 みんな1年前には、軍の大将がこれほど多く閣僚入りしているのは不吉だと言っていたではないか、というわけだ。

 トランプ時代を冷静に評価するには、米国を崇拝する人々を、テレビで繰り返し流されるニュースから少しの間だけ引き離してやらねばならない。

 4年にわたる大統領の任期が次の局面に進む今、答えなければならない問いは3つある。

 すなわち、

(1)トランプ政権は実際のところどれぐらいひどいのか
(2)今後どの程度ひどくなり得るのか
(3)米国人と諸外国の政府は「ザ・トランプ・ショー」の第2シーズンにどう備えればよいのか

 という3点だ。