(英フィナンシャル・タイムズ紙 2018年12月28日付)

トランプ氏「FRBは利上げ急ぎすぎ」 株急落で改めて非難
米首都ワシントンの大聖堂でクリスマス・イブの礼拝に出席したドナルド・トランプ大統領夫妻(2018年12月24日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP

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 普通であれば、クリスマスは米連邦準備理事会(FRB)――そして、その動きを観察することで給料をもらっているアナリスト――にとって、この上なく幸福で退屈な時期になるはずだ。

 しかし、2018年は「普通」ではない。ホワイトハウスの主がドナルド・トランプ氏である以上、普通なわけがない。

トランプ大統領は12月第4週に、FRBに利上げをやめるよう懇願して市場を動揺させた。翌週には攻撃の手をさらに強め、ジェイ・パウエルFRB議長の解任をにおわせた。

 スティーブン・ムニューシン財務長官は大慌てでこのダメージを帳消しにしようと試み、パウエル氏の地位は安泰だとツイッターに投稿した(ほかにどんな手段があるだろうか)。

 しかし不運なムニューシン氏は、米国の大手銀行が保有する流動性資金について話をしたいと経営者らに声をかけていたことを公式声明で明らかにしたために、新たな警戒感を発生させてしまった。

 無理からぬことだが、この一件は年末の楽しい雰囲気を吹き飛ばすようなドラマに火を付けた。

 米国株式市場が12月24日、クリスマスイブとしては過去最大の下落を記録したのだ。ただし、26日には反発し、ほぼ10年ぶりとなる大幅高となっている。

 さて、この一連の動きを投資家はどう解釈するべきなのか。