「切れ端」「割れもの」スイーツの世界へようこそ!

割安感と特別感が相まって密かな人気に

2018.12.21(Fri) 漆原 次郎
筆者プロフィール&コラム概要

 サイズ的に近い正規品「1A号」の価格が1350円(税込)であるのに対し、「切り落し」のほうは重量によって異なるが、400円から600円ぐらい。半額以下といったところだ。

割安感だけでなく、特別感も得られる

「切れ割れスイーツ」を購入する人たちの多くは、「価格の安さ」に魅力を感じているに違いない。正規品と形や包装が違うだけで、味は同じ。半額以下で入手できるのだから、お得でないはずがない。

 だが、加えて、正規品とはまた異なる「特別感」を得るために店に行くという人も多いのではないか。こうしたスイーツは作ろうとして作るのではなく、できてしまうもの。いつでも売られているとは限らないし、売られても数量は限定される。格安感に希少価値も加わっているのだ。

 今回、紹介した以外に、筆者は千葉県内のスイーツ工場の売店で売っているロールケーキの切り落としの購入も試みた。だが、正午前に店に着いたときはすでに売り切れ。「朝9時の開店直後に売り切れることが多いんですよ」と店員さんは言っていた。

 店側にしてみたら、切れ端ものばかりに人気が出ても困ってしまう。それでも販売するのは、一定の割合で生じてしまう規格外の品を廃棄処分しないという心があってこそ。そうした思いも買いたい。

 なお、かつては販売していたが、いまは販売をやめてしまっているような製品もある。公式サイト以外の情報は更新されないのが基本だから、いきなり店に行くより「いまも切れ端の販売していますか」と問い合わせるほうが無難だ。

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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