シャオミ、中国以外の市場でも躍進

 7~9月のメーカー別出荷台数ランキングを上位から見ると、中国シャオミ(小米科技)、米アップル、米フィットビット、中国ファーウェイ(華為技術)、韓国サムスン電子の順。

 このうちアップルは、昨年10~12月に首位に復活し、これまでその地位を維持していた(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。

 しかし、この7~9月はシャオミがアップルを追い抜いた。前述したとおり、7~9月はシャオミの主力製品であるベーシック・ウエアラブルが好調だった。これに加え、同社の主要市場である中国で需要が高まったことが躍進の要因だ。

 ただ、IDCによると、シャオミは中国以外の市場でも急成長している。インド、欧州、中東、アフリカなどだ。シャオミの出荷台数は、これまで8割以上が中国向けだった。しかしこの7~9月、その比率は約6割にまで低下した。

 シャオミの出荷台数の1年前に比べた伸び率は90.9%で、シェアは21.5%。一方、アップルも同54.0%増と好調だった。ただし、同社のシェアは13.1%に低下した。

ヘルスケアが新たな開拓分野に

 ウエアラブル機器のうち、「Apple Watch」に代表されるスマートウオッチは、7~9月に進化を遂げたとIDCは報告している。ヘルスケア機能が、いっそう充実してきたからだという。アップルが今年市場投入した「シリーズ4」は、同社として初めて医療分野への進出に成功した製品。

 ウエアラブル機器のメーカーにとって医療・健康関連市場は、新たな開拓分野になり得ると、IDCは指摘している。この分野の製品は、信頼性や安全性などの点で厳しい規制がかけられ、当局の厳格な監視体制で管理される。低価格端末のメーカーが容易に参入できない分野であり、アップルなどの上位メーカーにとっては有利だという。