ではその時何が起きたのか?

 もう一度きちんと知りたいと言う意識が映画館に足を運ばせる理由ではないかということだ。

 映画は、IMFとの交渉から20年経過した姿を描写して終わる。韓国経済は復調し、それぞれが新しい人生を歩んではいる。

 それでも、IMFを引きずりながら生きている。

危機は反復する? 漠然とした不安広がる

 最後に、危機は反復するというメッセージで終わっている。

 この映画が封切りになった前後に、韓国の家計債務が1500兆ウォン(1円=10ウォン)を超えたという統計が発表になった。

 ソウルの優良不動産の価格は、ここ1年で2倍に跳ね上がった。

 「やっぱり、こんなこといつまでも続かないよね・・・」

 映画を見た筆者の50代の知人は、「IMF危機なんてもう起きないよなぁ? いくら何でも」と嘆きながら話した。

 2019年の経済見通しに明るい材料が乏しい中で、韓国では「国家不渡りの日」という何とも物騒なタイトルの映画がヒット中だ。