時間管理
時間外労働時間が法律で制限される状況において、テレワークなら残業し放題になってしまっては、本末転倒となる。
厚生労働省が昨年出したガイドラインにおいても、「テレワークを行う労働者に関しても労働時間の適正な管理を行う必要がある」と明記されている。
「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/shigoto/guideline.html)
これを踏まえ、テレワーク導入における時間管理については、「自己申告」だけではなく、パソコンの使用時間の記録などの客観的な記録と合わせて、適切な管理を実施していく傾向にある。
・日本ユニシス
PCのログオン・ログオフ時間の自動収集ツールを全ノートPCに導入している。
・WORK SMILE LABO
出退勤をクラウドで管理。携帯で出退勤の打刻と位置情報の確認が可能。また、PCログ管理システムにより、作業時間・内容の見える化を実現している。
・味の素
テレワークなど、社外からのネットワーク接続時刻(VPN)を勤怠システムに「客観時間」として表示。
テレワーク利用者はその時間をもとに勤怠管理システムへ入力をしている。
自身の入力時刻と客観時間に30分以上の差異がある場合は、差異理由を申請し上司が確認するというステップを必ず踏むようにしている。
・アフラック生命保険
勤怠システム上に、パソコンのログオフ時間が表示され、社員のログオフ時間と業務終了時間が一定時間乖離している場合は、システム上承認できない仕組みとしている。