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 「合意覚書で保証されている権利を徹底的に行使し、10億ドル(約1140億円)を超える投資費用と懲罰的損害賠償を請求する」

 「さらに、弊社への損害賠償の範囲などは、法的手続きの結果が明白になるまで確認できない」

 訴えられた21世紀フォックスやディズニーなどは、訴状内容を否定しつつも、いまだ明確な声明を発表していない。

 ただし、同社などハリウッド関係者によると、「21世紀フォックス買収の締結完了を進めているディズニーが、カジノとの協業は同社のイメージに相応しくないと難色を示した」ようだ。

 同計画が持ち上がったのは2013年6月。20世紀フォックスとゲンティンが、世界初となる「フォックステーマパーク」の契約を締結。

 ゲンティンがテーマパークを所有して経営を担い、フォックスが小売や飲食分野の一定割合を引き受ける契約内容で合意していた。

 すでにアジアに進出しているディズニーやユニバーサルスタジオに対抗する米映画のテーマパークの新たな進出は、期待とともに業界関係者の間には「脅威」とも受け取られていた。

 ゲンティンにとっては、ゲンティンハイランドの再開発の一番の目玉事業がフォックスとの世界初のテーマパークだっただけに、その落胆ぶりは計り知れない。

 ゲンティングループは、英国、米国、香港、フィリピンなどでもIRリゾート開発を展開している。

 ほかにも石油・天然ガス開発、造船、不動産開発など、アジアでも一大財閥グループとして成長したマレーシアの巨大コングロマット企業(本社クアラルンプール)だ。

(参照:「ハウステンボスが公海上でカジノ運営を先行開始」 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38877、「アジアのカジノ先進国に続け」http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38829