スタバのシュルツ会長が退任表明、大統領選出馬の臆測も

イタリア・ミラノで開かれた「シード&チップス、グローバルフードイノベーションサミット」の開会式で講演するコーヒーチェーン大手スターバックスのハワード・シュルツ会長(2018年5月7日撮影)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 〔AFPBB News

 日本のメディアとしてはどこよりも早い2020年米大統領選の予想記事になるかもしれない。

 中間選挙が終わっても、まだ連邦上下両院の最終的な議席獲得数は確定していない。だがドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)の視線の先には間違いなく、2020年11月3日の再選がある。

すでに集めた選挙資金は120億円

 ここではトランプの再選の可能性と、民主党から出馬してくると思われる有力候補を眺めていきたい。

 実はトランプは再選に向けてすでに動き出している。しかも大きく動いている。

 今年(2018年)10月15日に公表された連邦選挙管理委員会の選挙資金収支報告書には、すでに1億600万ドル(約120億円)という数字が示されていた。

 すべてトランプの選挙資金である。米大統領選には公式な選挙期間が設定されておらず、いつから選挙準備に入っても構わない。

 トランプは2017年1月の政権発足直後に、3つの再選委員会を発足させた。お金を集めるための委員会である。

 もちろん自己資金を選挙に使うことはできるし、使途金額の上限はない。ただ「私のお金を使ってください」という有権者がいれば、それにこしたことはない。