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イノベーション
2018.11.14

「MOOC」がライフシフト実現のカギとなる理由
IoT時代、<学習の動機と手法>が変わる

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 2018年を迎えた現在、すでに百花繚乱の感のあるMOOCだが、筆者がこのタイミングで取り上げるのには理由がある。

 なぜならMOOCの潮流は、喫緊の社会的課題になりつつある、長寿社会を前提にした「ライフシフト」(生き方の革新)に対して、キー・ソリューションになるのではないか、という予感が最近、確信に変わったからである。

 今後、大規模オンライン講座MOOCの恩恵を受けるのは(コーセラの初期の理念に記された発展途上国の教育機会に恵まれない若者はもちろんだが)、むしろ先進国で自らのキャリアの次のステージを見出そうと格闘する、「迷える子羊たち」に違いない。

 IoT時代、<学習の動機と手法>が変わる。

*1:毎年、カナダのバンクーバーで5日間にわたって開催されている講演会。文字通り、技術(Technology)・エンターテインメント(Entertainment)・デザイン(Design)の分野を代表するスピーカー70名が登壇し、人類最先端の問題についてプレゼンテーションを行う。インターネットで無料配信も行われている。

『ライフシフト』に不可欠なキャリアの「リ・クリエーション(再創造)」

 人生100年時代、我々がいかに生きるべきかについて興味深い示唆を与えてくれる本が、MOOC元年の2012年から4年後の2016年に出版された。それが、『LIFE SHIFT(ライフシフト) ― 人生100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)である。

 著者のリンダ・グラットン*2(以下:グラットン)、アンドリュー・スコット(以下:スコット)は、ともにロンドン・ビジネススクール教授。

 この本の主張は(やや過激と感じるかもしれないが)明解である。

(1)寿命の長寿化は世界的な傾向である。これからは100歳の寿命で80歳まで働き、残り20年が老後になる「100/80の関係」が当たり前になる。

(2)引退後には最終所得の50%の年間資金が必要だが、人生100年時代にこれを貯蓄と公的年金だけで賄うのは非現実的(年金財政の逼迫は何も特定の国だけのローカルな課題ではない)。

(3)したがって「人生100年時代」の戦略は「ライフシフト」、つまりタイプの異なった「マルチステージの人生」を展開しながら長く働き、引退期間をできるだけ短くするよう努力すべき。

JBPRESS

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