イトーキは、
この10月に事務所を日本橋に集約。物理的な移動と変化に伴い、業務を進めるのに最適な場所を自ら選んで仕事する働き方コンセプトを実践していく。
導入後の課題を認識し、一つひとつ対策していくことで、テレワークの利用者は増えていく。
その手法や、悩みは、企業によって様々で、3社も同様だ。
「まだ道半ばだが、弊社はここを目指していく」。推進担当者が、正直に熱く語れる企業が、テレワークのメリットを享受し、これからの時代を勝ち抜く企業になるに違いない。
テレワークの課題を、一つひとつ解決していく
最後に、テレワークを進めていく方向性も重要である。
「テレワークでは仕事が限られる」という固定概念をなくし、「今の仕事をどうすればテレワークでできるか」に、現場が知恵を絞り、会社はそれを実現するためのICTツールを整備していく。
慌てる必要はない。テレワークのメリット享受への道は、これからだ。
最初は「育児や親の介護などの理由がある社員」が対象でもかまわない。「週1日のみ」でも、かまわない。
大切なことは、社員全員が自分ごととしてテレワークの必要性を感じ、「今必要性の高い社員が、先に大変なことに取り組んでくれている」「一緒に取り組まないなんてあり得ない」ぐらいのマインドセットを、トップ自らが語ることだと、筆者は考えている。
焦らず、ステップを踏んで、より長く、より広く、より多くを目指すことで、様々なテレワークのメリットを享受できるだろう。
焦らず、より広く、より長く、より多く