テレワークを利用する従業員の割合は「5%未満」が半分以上
とはいえ、この調査には、これからテレワークを導入する企業の担当者にとって、心配な数字がある。
テレワークを利用する従業員の割合が「5%未満」という企業が、51.4%と、半数を超えているのだ。
100人の企業であれば、1~5人しか、柔軟に働けていないのが実情だ。
自社にテレワークという働き方を導入したのに、利用者が少ない、または、限られる。
つまり、企業は、「生産性向上」「人材確保」「災害時の事業継続」「社員のワークライフバランス向上」といった、テレワーク導入メリットを享受できていないことになる。
推進担当者にしてみれば、苦労が報われないどころか、トップや上司から「せっかく導入したのに、利用者がなぜ増えないのか?」と責められることになる。