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 これまでも、他のメーカーが折り畳み式スマートフォンを発売したことはあった。だが、それらの製品は、ディスプレーが中央のフレームで分割される。これに対し、サムスンなどが開発中の製品は、今回のロウユー・テクノロジーと同じく、境目がないデザインだ。利用時はタブレットのように大きな画面で操作でき、折り畳むと、手のひらや小さなポケットにすっぽり収まる。

世界スマホ市場は今年も前年割れ

 もし、大手各社がこれらの製品を発売すれば、スマートフォン市場誕生以来初めて、まったく新しいデザインの製品が広く出回ることになると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

 米調査会社IDCによると、昨年1年間のスマートフォン世界出荷台数は、前年比で0.3%減少した。年間出荷台数が前年実績を下回るのは初めてのことだった。そして今後もこの傾向は続き、今年の出荷台数は同0.7%減少するとIDCは見ている。こうした中、大手各社は、新奇性のある端末で低迷する市場を活気づかせたい考えだ。

(参考・関連記事)「スマホ市場はピークに達したのか?

「折り畳み式には4つの課題あり」と米紙

 ただ、ウォールストリート・ジャーナルは、このデザインの製品化には少なくとも4つの課題があると指摘している。

 (1)品質、(2)部品調達、(3)コスト、(4)需要に関するもので、以下のような理由だとしている。

 (1)180度曲がるディスプレーを実現できたとしても、十分な耐久性を持ち、安定した画質を保てるものをつくるのは困難。また、(2)折り畳み式に必要なAMOLEDディスプレーは現在、サムスンが95%を供給しているという状況。メーカー各社が十分な部品供給源を確保できるかどうかは不透明。

 (3)多くの消費者が1000ドルを超える端末価格を受け入れるようになったが、当初発売される新デザインの製品はその2倍の価格が予想される。最後に同紙は、(4)果たして消費者が、こうした二つ折り端末を望んでいるのかどうか、いまだ不透明だ、と指摘している。