(英エコノミスト誌 2018年10月27日号)

貿易戦争、中国拠点の米企業にも悪影響 調査

中国・江蘇省の港に積まれたコンテナ(2018年7月13日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO〔AFPBB News

サプライチェーンの統合が進んでいる今、中国に取って代わるのは容易ではない。

 レジ袋でお国柄が分かる――。

 プラスチック包装製品の輸出で東南アジア最大級の規模を誇るベトナム企業アンファットを訪れると、そう思うようになるかもしれない。

 日本の顧客は、リサイクルの材料を使わずに新しいプラスチックだけで作った最高品質のレジ袋でなければダメだと言い張る。

 地球環境に配慮する欧州の企業は、土に帰る生分解性プラスチックの袋を注文してくる。

 利便性を愛する米国の企業は、持ち手を簡単に結ぶことができる袋を欲しがる、といった具合だ。

 アンファットの従業員はこのところ、米国人の好みに合わせることに割く時間を増やしている。

 米国が輸入している年間25億ドル相当のレジ袋のうち、ざっと4割が中国製だ。