初日の夜は開会式である。会場は、7万人収容可能なフットボールやサッカーの競技場であるメルセデス・ベンツ・スタジアム。その巨大さは東京ドームを凌ぐ。その3分の1ほどのスペースを使い、普段はピッチとなっている地面に巨大な舞台をしつらえ、同じく地面に置かれたパイプ椅子と斜面になった観客席を2万人で埋め尽くした。

観客席は超満員。

 参加国は写真の国旗の順番で、米国、スペイン、メキシコ、韓国、日本、インド、ホンジュラス、ドイツ、中国の9カ国であるが、実は隣国カナダは、米国の各州と肩を並べてオンタリオ州として参加している。サッカーでイングランドとスコットランドがあるような歴史的なものではなかろうか。日本については手続き途上で、生徒も送り込めていないが、私が参加したということで日の丸が振られたようである。

 各州の紹介では州の旗が振られ、自分達の州が紹介されるとその場所から大歓声が上がる。日本で言えば選抜高校野球のノリだ。

 2日目の午前中(科目によっては午後)はマークシートのテストとなる。四択の問題が100問で、制限時間は90分。科目は、会計学、ビジネス金融、ホテル経営、マーケティング、スポーツおよびエンターテインメントのマーケティング、観光など33個もあり、生徒が選択する。会場は、東京ビッグサイトのような巨大なホール、ジョージア世界会議センター(Georgia World Congress Center)だ。

真剣な表情でテストに取り組む。

 このようなテスト方式のものの他に、「Start-up Business Plan」や「School-based Enterprise Food Operations」のようなプレゼンテーションをする科目もある。

大人気の「SHOP DECA」。レジは長蛇の列。

 テストが終わると、隣が展示ホールとなっており、いろいろな大学のブースで情報収集したり、エンターテインメントのブースで遊ぶこともできる。また、売店(SHOP DECA)でDECAのグッズや問題集を買ったりもできる。

 3日目は予選(Preliminary Competition)で、多くの科目ではロールプレイ(Role Play)と呼ばれる、口頭試問となる。試験用紙に自分が、例えばホテルのコンサルタントであることが書かれており、不祥事を起こしたホテルの従業員に対し、どのように対処したらいいかを指導しなさいという問題。会計学であれば、自分は公認会計士で、売掛金や買掛金について会社の経理に説明するというような場面設定となる。