アップル、iPhone最新機種発表 iOS端末の出荷20億台迫る

米カリフォルニア州クパチーノでのアップルのイベントで話す同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)(2018年9月12日撮影)。(c) NOAH BERGER / AFP〔AFPBB News

 米CNBCなどの海外報道によると、米アップルは、新たな映像配信サービスを計画しており、来年(2019年)初頭にも、同社製機器の利用者向けに、見放題サービスを始める予定だ。

iPhone、iPad、Apple TVの利用者に提供

 アップルが制作したオリジナル映像作品の無料配信と、「HBO」や「STARZ」などの他社映像配信サービスの有料サブスクリプションサービスを、iPhone、iPad、Apple TVなどの同社製機器の利用者に提供するという。

 アップルは、2016年に、iPhoneやiPad、Apple TV向けのアプリとして「Apple TVアプリ」を公開した(日本では未公開)。このアプリ内では、他社の有料映像配信サービスからコンテンツを集めて、表示している。

 しかし、利用者がそれらのコンテンツを見ようとすると、他社アプリに移動させられ、それらのアプリで、個別のサブスクリプション契約をするよう促される。

 アップルが新たに始めるサービスでは、利用者を他社アプリに移動させるのではなく、Apple TVアプリの中で、サブスクリプション契約ができるようなるもようだ。

 米アマゾン・ドットコムには、映像コンテンツの専門チャンネルサービス「Prime Videoチャンネル」があるが、アップルの新サービスは、これと似たようなものになると、伝えられている。

映像コンテンツの調達・制作で多額の投資

 アップルの映像配信サービスについては昨年8月に、オリジナル作品の調達・制作費用として、向こう1年間で約10億ドル(約1100億円)を投じる計画だと伝えられた。

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