「もし私がデンバーだったら、自分の街にアマゾンが拠点を設けてくれなかったらいいと祈っているだろう」と、ある投資家は言う。

 ニューヨークのマンハッタンのような一部の高級住宅市場では、外国人購入者に対する連邦政府の監視の目が厳しくなっていることも相場上昇にブレーキをかけた。

 ホワイトハウスの現政権の国家主義的なスタンスを考えると、この傾向は恐らく今後も続くだろう。

 全体的な統計が高級市場に大きく偏っているため、こうした変化には注意を払う価値がある。

 「私はこれまで4度の景気サイクルを生き抜いてきたが、ニューヨーク市の住宅市場で見られるような落ち込みが全国に広がらなかった事例は1度も見たことがない」

 投資銀行家で、米コーネル大学で教鞭をとるダニエル・アルパート氏はこう話している。

 住宅市場での幅広い下落が2008年のようなシステミックな市場崩壊を引き起こすとは見られていない。

 大半の住宅ローンは今、固定金利で貸し付けられており、借り手は返済能力を示す証拠を以前よりたくさん提示することを求められているからだ。