韓国メディアも先週から、大々的に首脳会談についての報道を続けている。

 平壌での南北首脳会談は、少人数の大統領側近だけが訪問するのではない。これまで2回と同じく、今回も各界各分野の「代表団」と一緒に訪問する。南北間の一大行事でもあるのだ。

公式随行員14人+特別随行員52人

 9月16日、南北首脳会談準備委員長でもある任鍾晳(イム・ジョンソク=1966年生)大統領府(青瓦台)秘書室長は、訪問団のリストを発表した。

 公式随行員は14人。国家情報院長、統一相、青瓦台国家安保室長、同経済補佐官、同代弁人、同儀典秘書官などに加え、外相、国防相、文化体育観光相、国土交通相、海洋水産相などもメンバー入りした。

 東京オリンピックに向けた共同選手団の結成の話などが浮上しており、スポーツ担当の閣僚も訪問する。

 さらに「特別随行員」52人も発表になった。与党代表など政治家や学者などが多いが、この中で17人の「経済人」に注目が集まった。

サムスン、SK、LG総帥など経済人は17人

 いったい誰が訪問するのか。

 財閥オーナーの中では、李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長、崔泰源(チェ・テウォン=1960年生)SKグループ会長、具光謨(ク・グァンモ=1978年生)が訪問する。

 さらに、崔正友(チェ・ジョンウ=1957年生)ポスコ会長も加わった。

 経済団体からは、大韓商工会議所会長、韓国経営者総協会会長、中央企業中央会会長、韓国女性経済人協会会長と現在閉鎖中の南北共同事業である開城(ケソン)工業団地に進出していた企業で構成する開城公団企業協会会長が訪問する。