アマゾン、時価総額1兆ドル突破 アップルに次ぎ米2社目

アマゾン・ドットコムのロゴ(2018年4月19日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE / AFP〔AFPBB News

 海外のメディアや通信社の報道によると、米アマゾン・ドットコムは9月5日、宅配業務委託プログラムの一環として、メルセデスベンツのバンを2万台発注すると発表した(米ウォールストリート・ジャーナル、米ブルームバーグ)。

当初、約500社の参加企業を見込む

 このうち、約100台が年内にも稼働し、アマゾンのeコマース商品を米国の消費者に届ける。来年(2019年)は、規模を拡大し、年末までに2万台が稼働するようになるという。

 これに先立つ今年6月、アマゾンは、同社が取り扱う商品を配達する業者を増やすため、宅配業務の起業を支援するプログラムを始めると発表した

 同プログラムに参加した人には、アマゾンのロゴが入ったリース車両や制服、ガソリン、保険など、業務に必要なものを安価で提供する。また、運転手の研修プログラム、アマゾンの宅配情報システムへのアクセスなども提供する。

 アマゾンの幹部がウォールストリート・ジャーナルに語ったところによると、このプログラムには、数万人の応募があった。そのうちの数人は、すでに起業している。彼らはアマゾンの本社があるシアトルで研修を終え、業務を開始したという。今後は残りの応募者の審査を行うとしている。

 アマゾンは、1社当たり100人程度の従業員を雇用し、20~40台の配達車両を借り受けて、業務を行うことを想定している。今回の車両発注台数をベースに計算すると、アマゾンは当初、500社程度のプログラム参加企業を見込んでいることになると、同紙は伝えている。