(英エコノミスト誌 2018年8月18日号)

ロシア疑惑のマナフォート被告、欧州元首脳らに2.6億円 ロビー活動

米ワシントン連邦地裁を出るポール・マナフォート被告(2017年12月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / Brendan Smialowski〔AFPBB News

果たして有権者は気にするのだろうか?

 大統領選挙でドナルド・トランプ氏は、首都ワシントンの「沼をさらい」、政府が普通の米国人のために働くようにすると約束した。

 大統領になってからは、驚くほど腐敗臭の強い政権を統率している。

 トランプ氏の選対本部長を一時期務めたポール・マナフォート氏に至っては、沼の生き物から作った服を着ているほどだ。

 金融詐欺とマネーロンダリング(資金洗浄)で32件の罪に問われている同氏の裁判で明らかにされた贅沢品の中には、マナフォート氏が1万8500ドルで購入したニシキヘビのコートがあった。

 ダチョウ革のベストに払ったお金の2倍近くにのぼるが、それも同氏が外国政府のためのロビー活動で手に入れ、服飾品や敷物、造園工事などに使ったお金のほんの一部にすぎない。

 検察側は、マナフォート氏が納税額を低く抑えるために所得を実際よりも1650万ドル少なく見せたり、2000万ドル相当の銀行融資を不正に受けたりしたと主張している。

 (同氏は外国銀行に計31口の口座を有しているが、必要な資金の融資要請に応じる気や力がある口座は一つもなかったようだ)

 政府側の弁護士も、マナフォート氏がある銀行の職員に対し、融資してくれればホワイトハウスに職を用意すると匂わせた証拠を提供している。