アマゾンが英プレミアリーグ中継に参入決定、独占生配信も

インターネット通販大手アマゾン・ドットコムのロゴマーク(2018年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO /Lionel BONAVENTURE〔AFPBB News

 米ブルームバーグの報道によると、米アマゾン・ドットコムは、現在、テレビのライブ番組配信を録画できる機器を開発しているという。

ケーブルテレビ事業者に対抗

 この機器はアマゾンの社内で「Frank」と呼ばれている。同社の映像配信端末「Fire TV」と接続し、内蔵ストレージにライブ配信の番組コンテンツを録画する機器という。

 こうした録画機能は、現在、ケーブルテレビ事業者などが提供している。一方で、アマゾンにはPrime会員向けに「Prime Video Channels」という有料サービスがある。このサービスは、前述したFire TV端末で視聴することができる。しかしFire TVには録画機能がない。

 開発中の機器では、この有料サービスのライブ番組を録画できるようにする。これによりアマゾンは競合サービスに対抗するとともに、家庭のリビングルームを自社製品やサービスで占拠しようとしているとブルームバーグは伝えている。

 アマゾンは、自社サービスに対応する機器のラインアップ拡充も図っている。同社の映像配信端末には、前述したFire TVのほか、スティック型の「Fire TV Stick」、今年(2018年)6月に米国で発売したキューブ型の「Fire TV Cube」がある。また、東芝がFire TV機能を備えたテレビを販売している。これらはいずれもアマゾンのアシスタントサービス「Alexa」を利用した音声コントロールが可能だ。