がん患者さん・ご家族、がん医療に関わる全ての方に対して、有益ながん医療情報を一般の方々にもわかるような形で発信する情報サイト「オンコロ」から選りすぐりの記事をお届けします。

(文:鳥井 大吾)

 普段、オンコロでは、がんの治験・臨床試験情報を中心とした、エビデンスに基づいたがんの医療情報を発信しています。ただ、少し変わった取り組みもしており、それが今年で3回目となる「Remember Girl’s Power!!」です。

Remember Girl’s Power!! とは

 このイベントは、小児・AYA世代(15歳~39歳)のがん体験者支援、疾患啓発、研究支援につなげることを目的とする女性アーティストによるチャリティーライブ。2016年9月に第1回を、2017年9月に第2回を開催しました。今年も小児・AYA世代(15歳~39歳)の啓発月間である9月1日に品川で開催します。

 小児がんとは、0~14歳でがんに罹患することです。「AYA世代」はなかなか耳慣れない言葉だと思います。AYAとは「Adolescent and Young Adult」の略で、15歳~30歳前後(欧米では15歳~39歳などの定義もある)の思春期・若年成人のことを指します。

 小児・AYAの時期にがんに罹患することで、さまざまな問題にぶつかります。一般的に、小児は大人よりも抗がん剤が効きやすく、約7割が治療によって助かると言われています。しかし幼少期にがん治療を行うことで、晩期合併症(治療の影響によって何年も経ってから合併症が出ること)や二次がん(初めのがん治療がきっかけで別のがんに罹患すること)の不安がついてまわります。

 AYA世代は就学、就職、恋愛、結婚、出産といったライフイベントが集中しており、この時期にがん治療を受けることで大きな影響を及ぼします。

 そこで、これらの問題を一般の方々にも知ってもらい、支援していくためにRemember Girl’s Power!!を開催しています。