(4)使用価値から交換価値へ

 山本氏はまとめとして、「フリマアプリによる周辺サービスへの需要創出効果は752億円と算出された。フリマアプリの利用者は、使いたいときに使いたい分だけ利用し、リセールする前提で消費している」と指摘。

 フリマアプリの登場前後で、自分が使うためだけの使用価値から、出品を念頭においてリペアサービスを利用し、売ったときに発生する交換価値を考慮するという、新しい需要が創出されるようになったと話した。

リペア関連市場は今後さらに拡大する

 後半は、4名の登壇者によるパネルディスカッションが行われた。メンバーは山本氏、メルカリの小泉氏および、駅でよく目にする靴修理・合カギサービスを展開するミニット・アジア・パシフィック代表取締役社長CEOの迫俊亮氏である。モデレーターは、社会デザイン研究者・マーケティングアナリストの三浦展氏が務めた。

左から三浦氏、山本氏、迫氏、小泉氏

 ディスカッションのテーマは「リペア市場への影響と消費者の変化」。リペアサービスを展開している迫氏は、フリマプリの普及が自社のサービスに大きな影響を与えている状況を次のように説明した。