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イノベーション
2018.08.09

本当は恐ろしい? ルンバとアレクサのマリアージュ
IoT時代、<個人情報の種類と収集の仕方>が変わる

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 アイロボット社発展の歴史は非常に興味深い。

 この会社の元々の「なりわい」は、偵察や爆弾処理を専門とする軍事用ロボットの開発・製造であり、2016年2月に投資ファンドのアーリントン・キャピタル・パートナーズに軍事用ロボット部門を4500万ドルで売却するまで、軍事用ロボットが、技術的にも事業経営的にも会社の屋台骨を支えてきた。

【参照】 アイロボット社の軍事用ロボットのデモ:iRobot 310 SUGV B-Roll
http://media.irobot.com/media-kits?item=7

 したがって、ルンバの上位機種に採用されている基幹技術、つまりカメラ、センサー、ソフトウエア(例:SLAM技術)などは、上記の映像で見る軍事用ロボットのデチューン版であると考えるのが自然だ。

 東日本大震災で起きた福島第一原子力発電所の事故の直後、破壊された建屋の状況を探索するため、アイロボット社の軍事用ロボット「パックボット」「ウォーリアー」の2機種が投入されたことは知る人ぞ知る事実である。

 話はやや脱線するが、アイロボット社のように軍事用の製品技術を民生用に転用し、「IoT × スマートホームの領域」で存在感を発揮している米国企業のひとつに、クラスター爆弾の開発・製造などで有名なハネウェルがある。

 カメラ、センサー、ソフトウエアを統合運用する最先端デジタル技術は非常に応用範囲が広く、CES 2018で垣間見えた、IoTの今後の有望市場である「自動運転」「スマートホーム」「スマートシティ」の各領域とも極めて親和性が高いことが注目される。

【参照】企業トップが「なりわい」革新を唱えたCES2018
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52114

マッピング情報のマーケティング活用は是か非か?

 一方でひとつ、大きく気になる情報がある。

 それは、アイロボット社の現CEOコリン・アングルが「利用者の同意が得られれば、ルンバが取得した「情報」をスマートホームのエコシステムに提供できる」と堂々と発言していることである。

【参照】アングル:掃除機ルンバ、室内データ収集の最新鋭機に大化けか
https://jp.reuters.com/article/us-irobot-strategy-idJPKBN1AA0CY

JBPRESS

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