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イノベーション
2018.08.09

本当は恐ろしい? ルンバとアレクサのマリアージュ
IoT時代、<個人情報の種類と収集の仕方>が変わる

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 この設定には、ものの5秒もかからない。

 ワクワクする気持ちを抑えつつ、「アレクサ、ルンバを使って掃除して」とアレクサに話しかけてみる。

 すると、廊下の向こうから、「ピポ、パポ、ピー」というルンバのコミカルな起動音が聞こえ、いささか元気すぎるローターの回転音とともにロボット掃除機による掃除がスタートしたことが分かる。

 ルンバが掃除を完了する、もしくは掃除中に充電が必要になると、自動で「ホームベース」と呼ばれる充電スポットを探し出し*1、再びコミカルな終了音とともに本体の電源を落として充電モードに入る。

 急な来客や用事があるなどして、ルンバの掃除を途中で終了したい場合は、アレクサに「アレクサ、ルンバを使ってホームベースに戻して」と話しかけるだけで良い。

 これらアレクサをインターフェースにしたルンバ980の一連の操作は、専用アプリを起動してルンバを操作する感覚とほぼ同一の印象で、購入以来、全くストレスを感じさせない。

*1:SLAM技術(Simultaneous Localization and Mapping:自動位置推定と環境地図作成を同時に行うもの)と言われ、自動運転でも活用が期待されるコア技術のひとつ。

秀逸なルンバ980の「マッピング技術」

 ルンバは全機種が赤外線とレーザーによる探索距離の短いセンサーを装備し、デスクやチェアの脚など障害物を巧みに避けながら、掃除を続ける。

 その動作には、「ほほ、なるほど」と思わせる器用さと、対照的に「えっ、なぜ」と感じさせる意外性があり、ユーザーを飽きさせない。あたかも掃除をモチーフにしたアイスダンスを見ているかのようである。

 しかも、時系列的に掃除の手順や動作が洗練されてきたり(例:壁や家具にぶつかる頻度が激減する)、潜在的に転倒や落下のリスクのある暗がりのスペースはあえて掃除を避けたりする(例:ルンバは2cmを超える段差は乗り越えられないケースが多い)など、AI の学習機能による進化の側面に注目しても興味は尽きない。

 そして、2015年以降に発売された、ルンバ980を頂点とする最上位機種のルンバ900シリーズには、新たなソフトウエア、センサーに加え、筐体のほぼ中央にカメラが搭載された。それにより、ルンバは掃除した家のスペースが地図の形で可視化される「マッピング技術」を手に入れたのである。

 まめに掃除をする家庭では、掃除されたスペースと掃除されなかったスペースを目視だけで判別することは難しいだろう。

JBPRESS

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