アマゾン、仏で書籍の「1円配送」開始 無料化禁止法に対抗

米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のフランス語版サイトを映したタブレット端末の画面(2012年11月13日撮影)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE〔AFPBB News

 米商務省の統計によると、昨年(2017年)の米国における小売業の売上高は約5兆700億ドルだった。このうちeコマースの売上高は約4500億ドルで、小売全体に占める比率は約9%だった。

2000年の1%から右肩上がりで推移

 この比率は2000年時点では1%にも満たなかったが、その後右肩上がりで推移し、昨年10~12月期には、初めて10%を超えた(PDF書類)。

 今年(2018年)1~3月期には、9%台へと若干低下したものの、eコマース市場は今後も拡大を続けていくと見られている(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。

 もっとも、前述した小売業の売上高には、自動車や自動車部品、ガソリンステーションの売上高も含まれている。米市場調査会社のコムスコアによると、これらを除いた場合、米国の消費支出額に占めるeコマースの比率は20%近くになるという。

食料品は、eコマースのわずか2%

 eコマースでは、どのような商品が売れているのだろうか?

 英国の市場調査会社、カンター・ワールドパネルによると、米国のeコマース市場で最も売れている商品カテゴリーは、「家電/コンピューター/オフィス用品」。これらは全体の24%を占める。