小学校でプログラミングが必修化される目的は、小学生に「プログラミング的思考」を身に付けさせることであり、プログラマを育てることではありません。

 だから、プログラミング言語は何でもいいのです。だったら、わかりやすく、楽しく、すぐに使い始められるものがいいでしょう。FORTRANやBASICのように英文字からなるプログラムコードを入力しなくても、プログラミングできる環境がいまや数多く用意されています。やはり、お子さんに好まれるのは動きのあるプログラムです。以下では、そのうちのいくつかを紹介します。

 子ども向けのプログラミング環境として代表的なのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発したScratch(スクラッチ)でしょう。スクラッチではブロックを組み合わせるようにしてプログラムを作成します(下の画面)。

スクラッチのプログラミング画面

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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53528

 スクラッチ・キャットという猫のキャラクタを画面上で動かしたり、簡単なゲームを作ったりするところからプログラミングを始めます。アニメーションやゲームに必要なロジック(論理構造)を試行錯誤して作ることが、プログラミング的思考を身に付けることにつながります。