従業員の働きがいと勝ち残る経営は両立する

 これからの時代、厳しい競争環境を勝ち残れる柔軟性と強靭性を持っている組織を作ることが経営者のハピネスに繋がる。

 この経営目線のハピネスと、従業員が働きがいを感じるハピネスが両立するのはどのような組織だろうか。

・3つの物差しの評価軸:創造性、効率性、躍動性

 いくら賢くて(=創造性)、手際がよくても(効率性)、元気(躍動性)がよくなければイノベーションは起きない。

 つまり、社員が元気で失敗を恐れずチャレンジしないと、変革は起きないということだ。

・2つのアプローチ:働く環境の整備、社員の行動や意識を変える

 まず経営者としてやるべきことは、変革を促進する環境の整備だ。具体的には、人事制度や組織図体制をアップデートする、ITやオフィスを整備する、社員の日常の仕事をしやすくする制度やサービスを充実させるなど、変革の流れを加速する舞台を作ること。

 環境整備は、変革に対して消極的な社員に対して「会社もやる気になっているんだな」と会社の本気度を示し、「だから一緒に進めよう」という雰囲気を作るためにも大切である。