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イノベーション
2018.06.01

新VR元年到来か、スタンドアロン型HMDが切り開く未来
2万円台のヘッドセット登場で簡単にVR動画が楽しめる時代に

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ミレニアル世代が最も期待を寄せるVR体験はゲームではない

冒頭でも述べた通り、VRというとゲームのイメージが強い。もちろんVRの可能性はゲームだけに留まらないのだが、一般的な認知はそんなものだろう。特に、「家庭用」のVRヘッドセットと聞くと、PlayStation VR(以下、PSVR)を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。

IoT Todayでは以前こちらの記事で、ハイエンド機の中では国内で最も広く知られるVRヘッドセットであるはずのPSVRがなかなか普及しない理由を取り上げた。その際、PSVRの利用には「PlayStation 4」が必須なので、ゲームファン以外が「ちょっと買ってみよう」と手を出すにはあまりにも高価だから、と結論付けた。

「Oculus Rift」や「HTC Vive」のようなPCに繋げて使う機種にしても、「VRでしたいこと」がはっきりとしている場合を除き、おいそれと手を出せる金額ではない。「何だかすごいゲームができるらしい」という漠然としたアピールポイントだけでは、なかなか一般層の心に響かないであろうことは容易に想像できる。

ではなぜOculus GoやMirage Soloは、一部とはいえこれまでVRに関心のなかった層にもアプローチすることができたのだろうか。

ここで、5月23日にアンケートアプリを開発・運営するテスティーが発表した「VR/ARに関する調査」結果を見てみよう。

10代~20代の、俗に「ミレニアル世代」と呼ばれる世代の男女1,057名を対象に行われた同調査によると、VRを「知っている」と回答したのは10代で74.8%、20代で68.8%。その中で、VRを実際に「体験したことがある」と回答したのは10代で25.4%、20代で23.6%。

さらに「体験したことがある」と回答した人がVRを体験した場所やデバイスについての調査では、10代の第1位が「ゲームセンター、アミューズメントパーク」で33.3%。20代の第1位も「家庭用VR機器」で33.1%。また、「家庭用VR機器を体験したことがある」と回答した人が利用したコンテンツ名としてPSVRのゲーム名が複数挙げられている。

認知度が高いのか低いのか、数字だけ見ると微妙なところだが、IoT Today読者からすると「若者でも以外と知らないものなのだな」と感じるのではないだろうか。ともあれ、やはり多くの若者にとって「VR=ゲーム」であることに変わりなさそうだ。

一方、全員対象の「今後、体験してみたいと思うVR体験」という質問への回答第1位は「映画」で52.0%。ゲームは46.1%で2位と後塵を拝する結果に。

テスティー調べ。画像はプレスリリースより引用

VR体験をしたことがない人も含まれるため、回答者によって「映画×VR」体験のイメージにばらつきがありそうだが、ここでは若者が最も「体験してみたい」と思うVRを利用したコンテンツが映画であることに着目したい。

ちなみに、体験者と未体験者それぞれに対して行われた「今後VRを体験したいと思うか」という項目への回答結果は下記の通り。

テスティー調べ。画像はプレスリリースより引用

10代、20代共にVRへの関心度の高さが伺えるが、特に「お金を払ってでも体験したい」と回答した体験者の割合は、未体験者に比べて3倍も高い結果だ。VRはよく「一度(VRヘッドセットを)被ってみないと分からない」技術だと言われるが、この結果にも如実に表れている。

JBPRESS

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