ここに来たら絶対何か新しいものを作り出す

「スペースだけ提供して、自然発生的なコラボレーションに任せていては、イノベーションは生まれづらいと考えています。ここでは、あらゆる業界の企業と全方位的に繋がり、最先端のデジタルテクノロジーに精通したアクセンチュアのメンバーが、訪れた顧客とより深く関わっていきます。そして常駐している専門家たちと共にセッションしながら、一緒になってサービスや商品を完成させていくのです」

 実際、複数の企業のアイデアが結びつき、サービス化したケースもあったという。

「もちろん偶発性もあります。アクセンチュアが入ることで中立的により確度高くアイデアを具現化できる。ここは、そのための機能とエキスパートが集積するオフィスなのです」と保科氏は力を込める。

8階9階に設置されたカフェカウンターは受付と連動し、オフィスに集う人の交流の場としても活用されている

有能な人を集めるためオフィスを常に進化させる

 オープンから半年弱、アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京には、国内外を問わず様々な企業が日々来訪しているという。

「ここに来た顧客が革新的なアイデアを生み出せるようになるためにも、有能な専門家を集めるためにも、オフィスの魅力を高めていくことは大変重要だと考えています。そのためにも、人も、施設内容も、常に進化し続けるオフィスを目指していきます」