アマゾンは大量の荷物の配送を米郵便局に依頼しているため、例外的なレートが設定されていたのだ。

 しかも米郵便局は土日の配達を中止しているにもかかわらず、アマゾンの一部商品に限っては日曜の配送も行っていた。

 実は米郵便局はアマゾンに限らず、こうした大量の荷物を依頼してくるクライアントとは特別料金を設定してきた経緯がある。

小荷物の扱い総量は増えている

 こうした流れを無視してトランプは一方的にアマゾンを攻め立てるツイートをしていたわけだ。

 アマゾン株の乱高下後、金融市場関係者は平静を取り戻した。というのも、米郵便局の多額の赤字の主因はアマゾンではないからだ。

 確かにアマゾンは小荷物の配送で、米郵便局と特約契約を交わしていたが、損失の本質はそこにはない。

 というのも、米郵便局が扱う小荷物の総量は増えているからだ。

 昨年度、小荷物の売り上げは前年比で9.5%も増えていた。フェデックスやDHLといった大手民間業者の配送料金と比較すると、米郵便局の提示する料金はほぼ半値で、実は競争力があるのだ。