「なぜ米郵便局が損失を出し続けているのだろうか。アマゾンは利益を出し続ける一方、米郵便局は損失を増やし続けている。アマゾンにもっとコストをふっかけるべきだ」

 今年4月になってもアマゾンを批判するツイートは続いた。4月3日、こう記している。

 「やはり米郵便局は、アマゾンの商品を運び届ける『配達屋』になっていた。そのせいで多大なコストがかかっている。アマゾンが支出を支払うべきだ。納税者を利用すべきではない」

大統領のツイートで約4360億円減少

 トランプのこうしたアマゾン批判の背景には、トランプに批判的な論調を展開するワシントン・ポスト紙の存在がある。

 アマゾンのCEO(最高経営責任者)ジェフ・ベソス氏がワシントン・ポスト紙を買収したのは2013年で、以来トランプはポスト紙だけでなくオーナー会社のアマゾンにも攻撃の矛先を向けている。

 トランプが4月に批判ツイートを複数回行ったことで、アマゾン株は一時40億ドル(約4360億円)も時価総額を下げた。だが現在は元の株価に戻っている。

 話を元に戻したい。米郵便局が税金によって賄われながら損失を出し続けていることは紛れもない事実である。

 トランプの指摘では、米郵便局はアマゾンの商品を1個配達するたびに平均1ドル50セントの損失を出しているとのことだが、調べてみると、アマゾンと米郵便局の間には料金面で内々の合意が成立していた。