ブラックフライデー、英国にも波及 アマゾン倉庫は大忙し

英ロンドン北郊ヘメル・ヘムステッドにあるインターネット小売り大手アマゾン英国法人(Amazon.co.uk)の物流倉庫の外観(2015年11月25日撮影)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムが、家庭用ロボットを開発しており、早ければ来年(2019年)にも消費者に提供される可能性があると、米ブルームバーグが伝えている。

年内にも試作ロボットを従業員の自宅で試験

 アマゾンには、米シリコンバレーに「Lab126」と呼ばれる研究開発部門がある。この部門は、アマゾンのハードウエア製品の開発を手がけており、ここで生まれた製品には、AI(人工知能)アシスタントスピーカー「Echo」や、映像配信端末「Fire TV」、タブレット端末「Fireタブレット」、そして、失敗に終わったスマートフォン「Fire Phone」などがある。

 事情に詳しい関係者によると、アマゾンはここで、「ベスタ(ローマ神話に登場する家庭や家族の女神)」と呼ぶロボット開発プロジェクトを進めている。

 このプロジェクトは数年前に始まったが、同社はここ最近、人材を増やしており、さまざまな分野のエンジニアを募集している。また米アップルの元幹部であるマックス・ペイリー氏が、ロボットに搭載されるコンピューター・ビジョン技術の責任者に就いている。このほかにも、同社はロボット工学業界から、機械工学の専門家を複数人雇い入れているという。

 アマゾンは今年中にも、試作ロボットを従業員の自宅でテストしたい考え。そして、早ければ来年にも、試験的に消費者に提供される可能性がある。ただ、スケジュールは遅れる可能性もあり、計画そのものが中断される場合もあると、ブルームバーグは伝えている。