大手町2丁目常盤橋地区再開発

 日本ビル、朝日生命大手町ビル、JXビル、大和呉服橋ビルなどの跡地には、総延べ面積約68万m2のオフィスを中心とした4棟のビルの竣工が予定されている。4棟のうちB棟は高さ約390mとなり、大阪市のあべのハルカスを上回り高さ日本一となる。

日本橋川方面より見た常盤橋地区完成外観イメージ(資料:三菱地所)

 このエリアには、変電所や下水ポンプ場など都市の超重要インフラも備えているが、これらの機能を停止することなく更新する点もポイントだ。下層部には国際金融センターとしてビジネス交流施設、高層部には都市観光施設を設け、国際競争力の強化を目指す。

 さらに東京駅日本橋口前の7000m2の大規模広場を整備し、新たな東京の顔としてにぎわいや交流を創出する。これによって人の流れがドラスティックに変化することも想定される。2027年に全体竣工予定だ。

工事期間が10年超にわたる常盤橋地区再開発の仮囲いに、2019年1月末までの予定でゴジラギャラリーが掲出されている。歴代ゴジラ作品ポスターとともに地域の歴史が紹介される