(英フィナンシャル・タイムズ紙 2018年4月11日付)

中国人南極旅行者、25%増 米国に次ぐ多さ

中国人南極旅行者、25%増 米国に次ぐ多さ。写真は南極では、ペンギンとは5メートルの距離を保たなければならない(2017年6月8日撮影、資料写真)。(c)CNS/黄力生〔AFPBB News

 中国は新興の超大国だ。米国は既成の超大国だ。この2大国が破滅的な衝突に至る可能性は、果てしなく大きいように思える。

 ただ、両国は深く絡み合ってもいる。適度に協力的な関係を維持することができなくなったら、相手に大打撃を与えるだけでなく、世界全体を破壊する力さえ持っている。

 中国はパワーとイデオロギーという2つの面で米国とライバル関係にある。

 パワーとイデオロギーという組み合わせを目にして、第2次世界大戦での枢軸との衝突や、ソビエト連邦との冷戦を思い出す読者もいるかもしれない。

 もちろん、今日の中国はこれらとはかなり異なる。だが同時に、これらの国々よりもはるかに強くなる可能性も秘めている。

 中国が経済と政治の両面でパワーをつけてきていることは明らかだ。

 国際通貨基金(IMF)によれば、2017年の中国の1人当たり国内総生産(GDP)は、市場価格ベースでは米国の値の14%相当で、購買力平価(PPP)ベースでは同28%相当だった。2000年の値に比べると前者は3ポイント、後者は8ポイントそれぞれ上昇している。

 だが、中国の人口は米国の4倍以上であるため、2017年の中国のGDPは市場価格ベースでは米国の値の62%相当となる。購買力ベースでは同119%相当だ。