2009年に発売を始めた3CEは順調に売り上げを伸ばし、2011年の韓流ブーム(K-Beauty)に乗って一気に成長した。

 韓流ブーム到来により韓流ドラマの中の洋服やスタイルなどを真似る風潮が、3CEの成長を大きく後押しした。

 韓国のストリートファッションも注目されるようになる。特に、中国のブローガーがスタイルナンダの洋服や化粧品を購入してブログにアップするとたちまち中国からの行商が買いつけに来た。

中国人向けに利便性アップ

 2009年からキム代表は、中国の顧客が利用できる中国版「スタイルナンダ」を設立し、ウィチェットペイ、アリペイ、テンペイ、ペイパルなど、中国人のための決済手段を導入していった。

 他のネット通販が始める前に、先陣を切って顧客の利便性を追求したことで、いわゆるトレンドを自ら作り出すことに成功した。

 この結果、2014年には売上高1151億ウォン、営業利益276億ウォン、2015年には売上1089億ウォン、営業利益235億ウォンを記録した。

 中国だけでなく、日本の伊勢丹からも入店要請を受けた。フランスの企業で化粧品や香水を扱う専門店のセフォラ(SEPHORA)、免税店チェーンのDFSなどにも製品を入れることになった。

 現在、香港・シンガポール・中国など7か国に59の店舗を構え、2016年の売上高は1278億ウォン(2017年の企業監査報告書がまだ発行されてないため昨年の数字は明確ではないが、1500億ウォン台と推定)となった。