そのひとつが、東京家政大学の学生と北区の職員が企画から取材、編集、紙面デザインまで一貫して行い、制作した情報誌「北区でくらす」です。3つの特集から構成され、北区が住環境として快適なまちであることをアピールするだけでなく、北区にゆかりのある著名人にインタビューし、多くの人からも注目が集まるよう工夫されています。

 また若い世代を対象にした「北区知っ得情報誌KISS」も制作。さくらの名所飛鳥山やレジャーが楽しめる荒川河川敷など観光地としての魅力を発信し、北区の認知度をあげるとともに、若い世代が北区へ足を運ぶきっかけづくりとして活用しています。

 また2017年4月には、旧赤羽台中学校跡地に学校法人東洋大学情報連携学部が開設されました。さらに北区は東洋大学と協議を進め、2021年4月に現在埼玉県朝露市の朝露キャンパスにあるライフデザイン学部を移転することが決定。この移転により北区と東洋大学の産学連携が強化されることで、北区が抱える高齢化問題への取り組みや魅力あるまちづくりへの施策が加速していくと予想されます。またこの移転で学生の賃貸需要も増えることが見込めるのではないでしょうか。

 さらに2018年6月からは、新日鉄興和不動産株式会社によるJR埼京線「十条駅」西側の再開発が着工されます。駅前に40階建ての高層タワーマンションを建築し、下層部には駅前広場へとつながるオープンスペースを設け、駅前広場に面して商業施設や公共施設が整備されます。もともと十条駅には加盟店約200店舗を誇る北区最大規模の商店街「十条銀座商店街」があり、活気あふれる地区ですが、この再開発により一層の賑わいを見せることが期待できるでしょう。

 今までは特に目立つ存在でもなく、注目度も高くなかった北区。しかし最新のデータや都市の状況を見直してみると、優れた交通アクセスや行政による施策などさまざまな方面からアプローチしており、今後若い世代を中心に関心を持つ人が増加すると予想されます。

 今後も若い世代に向けて働きかけを続ける北区は、アパート経営や不動産投資を考える上で、大変魅力的な都市といえるのではないでしょうか。

◎「SHINOKEN WAYS」の関連記事
日本人が本当に考えないといけない2022年問題
人生で2番目に高い買い物 日本人が爆買いする「生命保険」の正体
「首都圏なら安心」は大きな誤解 意外に知らない大きなリスクとは