◆特別公開中◆ 本記事は、期間限定で特別公開しておりますので、最終ページまでお読みいただけます。続けてお読みください。(すべての記事をお読みいただける「JBpressプレミアム会員」のご登録もぜひお願いいたします。)

あまりの人の多さに「えげつない・・・」

「超満員のバス、消えゆく情緒……急増する訪日客に京都苦悩」(2017年6月14日、朝日新聞)
「観光客を分散、混雑緩和を 京都市が対策検討」(2017年6月19日、京都新聞)

 京都を訪れる外国人観光客が増えすぎて、対応が追いつかない状況が伝えられている。

 京都府を訪れる外国人観光客(宿泊ベース)が約100万人になったのが2010年のこと。筆者が2012年に訪れた際は、まだこれほどの観光客はいなかった。だがその後、外国人観光客は急増し、2015年には一気に300万人台を突破する。

 この変化に最も狼狽しているのが地元市民だ。“爆発的”ともいえる観光客の増加に「えげつないですな」と顔を曇らせる人もいた。

 嵐山在住の女性は「渡月橋のそばの浴場に行ったんですが、あまりの人の多さに慌てて出てきました」と話す。最近は、銭湯も外国人観光客にとって人気の観光スポットになっている。銭湯のような身近な日本文化のファンが増えるのは喜ばしいことだ。だが、大挙して押し寄せる外国人観光客の影響は、間違いなく市民の日常生活に及んでいる。

 清水坂界隈では、あまりの人出に住民がマイカーを出庫させられなくて困っていた。タクシーの運転手は「この辺に住む人たちは、車で出かけようと思ったら朝早く出て夜遅く帰ってくるしかないんですよ」と同情していた。そのタクシー運転手によると、市内はどこに行っても同じような状況なので京都市民はわざわざ他県に花見をしに行くのだという。

地元の住民はマイカーを出庫させるにも一苦労