(英エコノミスト誌 2018年4月7日号)

テスラ破綻! マスクCEOがエープリルフールで自虐ネタ投稿

ベルギー首都ブリュッセルにあるテスラ販売店(2018年2月8日撮影)。(c)AFP PHOTO / Emmanuel DUNAND〔AFPBB News

イーロン・マスク氏率いる自動車会社の行く手の道のりは、ますます危うく見える。

 「悲しいお知らせです。テスラが完全に経営破綻しました」

 電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は4月1日、ツイッターにこう書き込んだ。その証拠として、ひどく落胆して酒に酔っているとおぼしき自分の写真まで投稿した。

 エープリルフールの冗談のつもりだったが、ギャグは裏目に出た。あまりにも真実に近い話だからだ。

 米国のEV大手のテスラは苦境に追い込まれている。マスク氏は多方面で戦いに取り組んでおり、そうした戦いすべてが最大の脅威を切迫したものにしている。つまり、会社を崖っぷちに追いやりかねない資金ショートだ。

 悪いニュースを耳にしてもめったに動じないテスラの株主たちでさえ、神経をとがらせている。同社の株価は2月末から16%下落している。

 最も下げがきつかったのは、テスラの自動運転ソフトウエアを使った車が3月23日にカリフォルニア州でガードレールにぶつかり、乗っていたドライバーが死亡、半自動運転システムの安全性に疑問が示されたときだった。

 この衝突事故については、当局が調査を続けている。

 悪いことは続くもので、3月28日にはデラウェア州の判事が、マスク氏とテスラ取締役会に対する株主訴訟手続きを認める判断を下した。