(英フィナンシャル・タイムズ紙 2018年4月4日付)

中国指導部の親族、タックスヘイブンに隠し資産か 国際調査

中国・北京(Beijing)で記者会見する温家宝(Wen Jiabao)首相(当時、2012年5月13日撮影、資料写真)。(c)AFP〔AFPBB News

 中国経済において消費が最も重要な需要の牽引役になりつつある。待望の調整がついに始まった格好だ。

 中国はこれにより、効率が悪いうえに借入金頼みの投資に過度に依存する構造から抜け出すことになるだろう。

 その道のりは長い。構造転換が終わりに近づくにつれ、過大な不良債権の管理にも乗り出す必要が出てくる。とはいえ、ともかく調整は始まった。

 2007年、当時の温家宝首相はいみじくも、「中国経済最大の問題は、成長が不安定で不均衡、不調和であるうえに持続不可能であることだ」と喝破した。

 この年には、国内総生産(GDP)比の国民総貯蓄が2000年の37%から50%に上昇していた。この巨額の貯蓄が、GDP比41%にのぼる国内投資と同9%の経常収支黒字の原資になっていた。

 そこに世界金融危機がやって来る。中国政府当局は、この経常収支黒字が持続不能になったことをすぐに見抜いた。

 短期的には、不況を避けるためには投資をさらに増やすしかなかった。2011年にはGDPに対する粗投資の比率(投資率)が48%に達し、経常黒字のそれは2%に低下した。しかし、国民総貯蓄のGDP比は50%のままだった。

 この対策は新たな問題をもたらした。第1に、投資のリターンが低下した。これを理解するには、限界資本係数(ICOR)という数字を見るのが最も簡単だ。