中国主要都市の大気環境基準下位10都市は? うち6都市が河北省

2017年5月6日、黄砂でかすむ内モンゴル自治区通遼市(2017年5月6日撮影、資料写真)。(c)CNS/劉文華〔AFPBB News

 春うらら、花見の季節である。でも、韓国は春になっても花見どころか中国側から吹いてくる黄砂によって「PM2.5(微小粒子状物質)アラート」に恐れおののいている。

 韓国で黄砂問題は深刻だ。黄砂は大気中に浮揚しながら様々な有害物質と結合し、体に蓄積されたり、慢性肺炎のような感染性疾患を起こす場合もある。

 さらに、狭心症、脳卒中などの心血管疾患を起こし、がんの発症率も高めることとなる。

外出を避け、保護メガネ・マスクの着用を

 そういった深刻な疾病ではなくても、アレルギー性結膜炎になったり、アレルギー性鼻炎、中耳炎、脱毛、呼吸器疾患などになる危険性が高くなる。

 こうしたことから、災難から韓国人を守るために作られた「国民災難安全ポータルサイト」には、黄砂(PM2.5)に対する災難行動要領として下記のように書かれている。

 家庭内においては、

1.窓を閉め空気清浄機や加湿器で室内の空気をきれいにする。
2.外出はきるだけ控え、外出する際は、保護メガネ、マスク、長そでを着用する。
3.黄砂にさらされた野菜、果物、魚、農産物は、十分洗浄してから調理する。
4.2次汚染を防ぐため食品加工や調理の際、手をきれいに洗い、調理道具や器具が汚染しないように管理して周辺環境を清潔にする。