まずは園庭。冒頭の写真をみて分かるように園庭の中心には大きな土管がありその中に隠れたり、その上に乗って遊ぶことができる。小さい頃を思い出す人も多いのではないだろうか。

 庭はゆっくりとした芝生のスロープで建物の2階へと続いている。子供たちはそのスロープを使って施設の1階、2階を簡単に行き来できる。また芝生のスロープの横ではそり遊びもできる。

遊び心満点、子供の自由な発想促す

 建物の近くには手押し式の井戸が設置されていて、そこから井戸水を組み上げて水遊びができるようになっている。その水は小さな池につながっていて、「ビオトープとして子供たちの発育を促すつもりです」と浦壁社長。

 大人でも思わずポンプを押して水を出したくなる遊び心満点の設備である。

 建物に入るとエントランスにはテーブルと椅子が容易され、壁には書棚があって毎月定期的に入れ替える児童書が並べられる。

エントランス横のカフェスペース。壁の書棚には毎月入れ替えで児童書が並ぶ。

 「ここでお母さんやお父さんとお子さん、お子さん同士が会話し本を読んだりお茶をしたり、コミュニケーションを深めることができます」(金澤係長)

 その向こう側には認可保育園の「ふくろうの森保育園」の1~2歳向けの保育室がある。床は檜の無垢材でできており、床暖房が設置されて、園児たちは裸足で走り回れる。