DXを成功させるための3つのステップ

デジタルトランスフォーメーションの時代がやって来た(6)

斎藤 昌義/2018.3.28

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 それには高額なパッケージソフトウエアを購入し、専門のエンジニアを雇わなくてはなりませんし、そんな仕組みを自ら開発しなければなりませんでした。これにはなかなかの覚悟が必要です。

 しかし、今ではこのようなことをやってくれるオープンソースソフトウエアやクラウドサービスがあります。しかも使った分だけ支払う従量課金型のサービスですから、先行投資リスクもありません。これをお客様のサービスに組み込むこともできる時代になりました。

 もちろん、それを使いこなすスキルは必要ですが、技術的な難しさは軽減され、業務のプロフェッショナルであってもなくても、ちょっと勉強すれば使えるようなサービスも登場しています。

 こんなことは、数年前までは非常識なことだったかもしれませんが、今では十分に実現可能となっています。

オープンイノベーションに取り組む

 このような情報はネットや書籍で調べることもできますが、ベンチャー企業や大学などとの共同研究、優れた技術やアイデアを集めるイベントの開催やコミュニティーへの参加など、感度を高く最新の事情に触れ、知恵や知識を持つ人たちとつながっておく取り組みも効果的です。

 自社だけの成果として囲い込むのではなく、それぞれに知恵を出し合い、全体として成果を共有するための取り組みを通じて、ビジネスのスピードを加速することが大切です。

 事実、IoTやFinTech、人工知能などの新しい分野では、大企業とベンチャー企業、大学などが一緒になってコンソーシアムを立ち上げる例が増えています。

ステップ2「作戦(Operation)」

【この戦略を実現するための一つひとつのプロジェクトである「ビジネスプロセス」を組み立てる取り組み】

 次の段階として、どのような手順で、どのような手続きを行い、どのようなやり方で結果を出すか。そんなビジネスプロセスや業務手順を明確にして、それを実現するために最良の手立てを考えていきます。