食で花粉症対策、「効いてる」と思えば効果あり?

アレルギー性鼻炎に対する食の民間療法(後篇)

2018.03.16(Fri) 漆原 次郎
筆者プロフィール&コラム概要

「十分なデータは得られていない」治療法は自身の判断で

――もう1つ、花粉症の民間療法をめぐっては、患者や市民に「十分な効果の根拠があるとは言えません」や「花粉症の症状を改善する十分なデータは得られていません」などと知らせる公的な情報も見られます。こうした表現を、私たちはどう捉えたらよいでしょうか?

五十嵐 難しいところですが、「自己責任ですよ。自身のご判断でお願いします」といった意味合いが含まれているのではないでしょうか。

――「データは得られていない」と聞くと、「効かないんだ」と思ってしまう人も多いのではないかと・・・。

五十嵐 私からすると「もう少し研究をすれば、もしかしたら効果が分かってくるのではないか」という感覚を持ちますけれどもね。

――最後にあらためて、花粉症に対する食をはじめとする民間療法について、私たちが念頭に置いておくとよいことについて聞きます。

五十嵐 ヨーグルトもそうなのだと思いますが、手軽に試せそうなものがあれば試してみるという考え方でよいのではないかと思います。

 患者の方が「効いている」と思えば、患者も医者もそれはよいことだと思えますから。さらに社会的に見れば、膨れあがる医療費が削減されることにもつながります。

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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