コミュニティ/カンファレンス/勉強会の主宰組織

 企業での実践者を後押しする組織として非営利で活動しており、広く参加者を募っている組織である。企業内イノベーション組織は社内から孤立することも多いものである。このような会では、会社という枠を超えて悩みや境遇を共有する人脈を作ることができるし、社外で生まれている考え方や、共通の課題解決を学ぶことができる。

 このカテゴリには、カンファレンスなど200名以上の開催を行うものから、小さな勉強会として10人~数十人規模で頻繁に開催しているものもある。ビジネス色が強く、ITユーザー企業が主参加しているものから、エンジニアリング色が強く、開発に強いエンジニア主体のものまで、幅広く日本でアジャイルを扱っているものを集めた。

・アジャイルジャパン
http://agilejapan.org/
2009年から始まる日本最初・最大のアジャイル事例、ワークショップ、情報交換カンファレンス(年1回、地方・企業サテライトもある)

・Regional Scrum Gathering Tokyo
http://scrumgatheringtokyo.org/
2011年から始まる日本地域スクラム実践者のカンファレンス(年1回)

・デベロパーズサミット
http://event.shoeisha.jp/devsumi
老舗のソフトウエア技術マルチコミニュティカンファレンス(年1~2回)

・XPJUG(日本XPユーザグループ)
http://xpjug.com/
日本最古のXPコミュニティ。XP祭り開催(年1回)

・アジャイルプロセス協議会
http://www.agileprocess.jp/
会員企業からなる、日本最古のアジャイル情報交換会。勉強会もWGとして開催

・要求開発アライアンス
http://www.openthology.org/
要求開発(ビジネス要求とIT要求の開発)についての手法勉強会(月1回)

・エンタープライズアジャイル勉強会
https://easg.smartcore.jp/
アジャイルを企業で活用する課題に関する勉強会(月1回)

・POStudy ~アジャイル・プロダクトマネジメント研究会~
https://postudy.doorkeeper.jp/
アジャイル時代のプロダクトオーナー/プロダクトマネージャーの為のコミュニティ(不定期)

・DBIC(法人名「CeFIL」)
https://www.dbic.jp/
虎ノ門にあるデジタルビジネスイノベーションセンター。DXのケーススタディ、勉強会、講演会

・スタートアップウィークエンド
http://nposw.org/
参加型で実際に週末に行うスタートアップ体験イベント

 この中で、アジャイルジャパンは、筆者が初代の実行委員長でもあり、日本の「ビジネス」と「エンジニア」を結ぶ日本最大の事例カンファンレスとして10年続けてきたもので私も強い思い入れを持っている。最近は大手SIerからの参加者が目立っている。また、Regional Scrum Gathering Tokyoは近年特に参加者が拡大しており、「スクラム」の実践者たちが集う熱気あふれるカンファレンスだ。また、最も老舗の XPJUG(XP祭り)は日本最古であり、エンジニアが集うフェスティバル的な集まりである。

 嬉しいことに、ビジネスとエンジニアの垣根を超えて会話ができる素地が日本でも徐々に温まってきていると感じている。経営者やDX組織のマネジメントにあたる方は、先にも述べたように、このようなコミュニティやカンファレンスへの参加を促して、社内文化の醸成を積極的に行っていく必要がある。