(英エコノミスト誌 2018年2月24日号)

終末的、核戦争を生き残る方法を中国紙が解説

中国東北部の吉林省を流れる川。。(c)AFP〔AFPBB News

中国のラストベルトをいかに復活させるかという議論は、中国全土にとって意味がある。

 毛沢東は中国東北部の3省――黒竜江省、吉林省、遼寧省――を国の「長男」と呼んだ。この国の伝統によれば、家の将来は長男の双肩にかかっている。

 しかし、この「長男」はその務めを果たせていない。巷では、何がいけなかったのか、これからどうするべきなのかという議論が盛んに交わされている。

 そして多くの専門家が、地方経済は違うやり方で運営する必要があるとの結論に至っている。これらの分析には、中国経済全体に当てはまる教訓も込められている。

 毛沢東は東北部を重工業の中心地とした。今日でも、国内最大級の自動車メーカーや航空機メーカー、工作機械メーカーの多くがこの地域に拠点を構えている。

 鄧小平の改革開放路線が始まる直前の1978年には、東北部で最も人口の多い遼寧省が、中国本土31省の中で3番目に大きな経済規模を誇っていた。省内総生産(GDP)は、中国最大の人口を抱えた南部の広東省のそれを20%上回っていた。

 しかし、国全体が急速な経済成長を遂げたその後の40年間、東北部は伸び悩んだ。

 2016年の遼寧省のGDPは広東省の3分の1にとどまり、順位も14位に下がっていた。中国全体のGDPに占める割合も、1978年から2016年にかけて半分以下に縮小した。

 中央政府は2003年という早い時期からこのことに危機感を持っており、「かつての東北部の工業基地を再生する」計画を立て、投資の大幅増額によってそれを実行した。