厳しい経営環境下で、業務の効率化やコストの削減、そして社員の働き方改革など、経営者が克服すべき課題は山積みだ。経理や総務などの間接業務はデジタル化によって課題解決も進むが、悩みは土地勘やノウハウ、リアルな対面がモノをいう営業や配送、ルートセールスなどの業務。ターゲットとなるエリアを“鳥の目”で俯瞰し、人材を適所に配して最高のパフォーマンスを発揮する手だてはないものか? そこに一つの手だてがあった。

業務改善のフレームワーク「ECRS」実現が
従業員を輝かせる!

 今、客先に出向く営業や配送などの業務をいかに効率化するかという論議がホットだ。これらの業務は、デジタル化によって進む業務効率化、働き方改革とは別軸のノウハウやスキルを要するため改革が進まず、業務改革の“離れ小島”のようになっている。

 経営者は「少数精鋭で人件費を圧縮しつつトップラインを上げたい」と考え、従業員は「日々足を棒にする残業続き。このままでは長く続けられない」と嘆く。業務効率アップ・職場の満足度アップどころか、双方の思惑は行き違い、“負の連鎖”を生み出している。

 中でも経営者の頭を悩ませているのが訪問のための移動だ。移動に掛かる時間も人件費。リアルに経営を圧迫する要素だが、戻った営業から「場所が分かりにくくて30分もウロウロしちゃいました」などと聞けば、経営者の心中は穏やかではない。だが、改善策がないわけではない。「業務を実行するための時間や手順をいかに極小化するか」に注目した「ECRS(イクルス)」をご存知だろうか。

 ECRSは、製造やITの生産現場で取り入れられてきた業務の無駄を取り除くフレームワークだ。細分化した作業を、Eliminate(排除)→Combine(統合)→Rearrange(再編)→Simplify(簡素化)の4ステップで効率化するもので、確かな効果と汎用性の高さから、現在は幅広い業種で取り入れられている。俗人化しがちな営業業務においても、このフレームワークを用いることで業務効率の向上を図れる。

 具体的にはどうするべきなのか? 早速見てみよう。営業職にEliminate(排除)、Combine(統合)、Rearrange(再編)、Simplify(簡素化)を当てはめると、さしずめ下記のようになる。

① Eliminate(排除):営業目標や利益の実現に直接関係ないものをなくす。
② Combine(統合):訪問の準備や日報など定型かつ重複した仕事をまとめ、全体の時間や手間を減らす。
③ Rearrange(再編):整理統合した業務内容を元に、営業の手順そのものを見直す。
④ Simplify(簡素化):見直した手順を、よりシンプルにして周知する。

なぜ住宅地図のゼンリンが?
ECRS実行をサポートする仕組みとは?

ゼンリン住宅地図

 これを日々の業務に当てはめて……、とは言うものの、ことはそう簡単ではない。営業などの業務に関わる者が、このECRSを個々に、かつ自発的に取り組むのは、実際にはかなりハードルが高い。決まり事だからと無理強いすれば、さらにモチベーションを下げることにもなりかねない。

 そこに必要なのは、自然と取り組める「仕組み」だ。仕組み化すれば、いつものように業務に取り組むだけで、おのずと目的達成へと近づいていくのだ。そんなサービスを提示した企業がある。なんと「住宅地図のゼンリン」である。

 同社は1948年創業以来、地図専門の出版社として住宅地図の提供を開始し、カーナビやインターネット地図など、あらゆる地図情報を提供する国内最大手の地図情報会社だ。日本全国をカバーする詳細な地図情報を自社で保有し、それらを活用した位置情報関連のソフトウエアやIT サービスに業界でもいち早く取り組んできたプロフェッショナルでもある。

 そのゼンリンが提供するECRS実現の仕組みが「ZENRIN BUSINESS SUPPORT NAVI」だ。システム導入のシミュレーションとECRSの関連性をまとめてみた。

① 「訪問先情報の管理→移動→業務報告」をワンストップ化
⇒Eliminate(排除)実現

 客先の訪問予定や訪問先の詳しい情報を、営業担当者がスマートフォンなどのモバイル端末からいつでもすぐに確認できるため、事務所のPCのスケジューラーからそのつど予定を拾い出してメモするといった事前の手間がなくなる。

② 「信頼の地図情報でルートや担当者を最適化」
⇒Combine(統合)実現

 訪問先への最短ルートや場所をモバイル端末の画面で確認できるので、出かける前に地図をプリントアウトしたり、出先でいちいちネットの地図サービスを検索したりする煩わしさが解消する。

③ 「人材を適所に配置して業務の効率をアップ」
⇒Rearrange(再編)実現

 これまで見えていなかった個々の従業員の動きがオフィスのPCで一目瞭然となり、重複や漏れがあったエリアを“鳥の目”で見える化して効率的に配置するとともに、アクションをオフィスでマネジャーが管理、全体最適を図ることができる。

④ 「業務の単純化で効率アップ&働き方向上!」
⇒Simplify(簡素化)実現

 訪問後の業務報告も、モバイル端末から簡単に送付。客先の見込みランクやコメント、現場写真などを盛り込んで迅速にマネジャーへ報告できる。日報を1枚書くために帰社して残業といったロスをなくし、働き方改革につながる。

 これまで部署全体の業務計画を立案しても、現場に周知し実行する仕組みがなく、うまく結果に結び付けることができなかったという思いを抱く経営者にとって、この「ZENRIN BUSINESS SUPPORT NAVI」は、オフィスと最前線を動的につなぐ、業務改革の新しいツールとなる。営業、配送、ルートセールスなど、「ECRS圏外」と思われていたこれらの業務にも、これでいよいよ改革のスポットライトが当たる。そんな時がやってきたようだ。


ECRS実行の決定打
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