(筆者注)「JINS MEME」とは?
 ~6軸センサーと眼電位センサーで利用者の動きを計測

 眼鏡型ウエアラブルデバイス「JINS MEME」は大きく2つのモデルがある。「JINS MEME ES」と「JINS MEME MT」だ。

 ESはウエリントンタイプのモデルで、6軸モーションセンサーと眼電位センサーを搭載する。6軸センサーで頭の動きを、そして眼電位センサーで視点移動やまばたきといった目の動きを検知。取得したデータはBluetooth通信でスマートフォンに転送される。JINS MEME用のアプリはこのデータを基に利用者の心身の状態を判断し、表示する。

ウエリントンタイプの「JINS MEME ES」は6軸モーションセンサーと眼電位センサーを搭載する。ハーフリムタイプの「JINS MEME ES type HR」も用意されている

 JINS MEME ES利用者向けのスマホアプリの1つ「JINS MEME OFFICE」は、日常生活や作業時における利用者の動きの情報を基に、「アタマ」「カラダ」「ココロ」の3つの切り口で集中度合いを計測。その度合いを点数化した上で、その日における集中度合いの変化を示す。集中力を高めるためのアドバイス情報を提示する機能や、集中できない状態が続いた際には休息を促す機能なども備える。

スマホアプリ「JINS MEME OFFICE」の画面例。センサーの情報を使って利用者の集中度合いを可視化して表示する。このアプリの動作OSは現時点ではiOSのみ

 JINS MEME MTはスポーツなどを楽しむユーザーを想定し、運動シーンに特化したスポーツサングラス型のモデルである。体の動きのデータを取得する6軸モーションセンサーのみを搭載している。

JINS MEME MTは運動シーンに特化したスポーツサングラス型のモデル