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イノベーション
2018.02.19

CES 2018で見たコネクテッドな生活の近未来
IoT時代、<家の中での体験>も変わる

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 実はこの「Alexa, ・・・」で始まる吹き出し風のアイコンは、CES 2018の間じゅう、ノキア以外の複数の企業の展示ブースでも(そしてスマートホームの企業の展示ブースでも)度々目撃することになった。

 アマゾンが(スマートホームはもちろんのこと)ウェルネス市場においても、アレクサをお客さまとのインターフェイスとして定番に位置付けようとしていること、そして巧みなイメージ戦略によってその動きを加速させようとする手口が透けて見える。

 また、前述のフィリップスが健康管理ハブとして設計・開発した「コンセプトミラー」も、打ち出しとしては印象深いと感じた。

 フィリップスは、将来的にはコンセプトミラーと同社のWi-Fi対象商品である体重計やオーラルケア機器、スキンケア機器と連動させていく計画らしい。

 ミラーの鏡面部分に、お客さまの健康状態をハーフスクリーンのようなイメージで表示することが可能になるという。

 iTunesやGoProのような秀逸なコンセプトを持って生まれた商品やサービスは、お客さまの体験を変え、「楽曲ダウンロード」や「自撮り動画」のように従来には無かった新しい習慣を生み出す。

 朝、起きて洗面台のミラーの前に立ち、眠たい目をこすりながら、まずは健康状態のチェック、というのがIoT時代の新習慣になる日も近いだろう。

 たとえ、どんなにテクノロジーが進化したとしても、人間に生まれた以上、病気や老化、死といった生物学的な宿命からは逃れることはできない。

 IoTの本質が、データを駆使してお客さまの近未来のエクスペリエンスの予測と改善提案を提示することだとしたら、ウェルネス領域のサービスはお客さまが察知していない発病や死のリスクを気づかせ、さらに健やかな気持ちで充実した人生を送れるような改善提案をしていくことになるだろう。

「コネクテッド」でクオリティ・オブ・ライフが向上する恩恵を最も受けるのは、実はウェルネスの領域なのかもしれない。

 次回(3月)の寄稿では、CES 2018で未来が近くなることによって垣間見えたさまざまな課題について紐解いていきたいと思う。

JBPRESS

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