(英フィナンシャル・タイムズ紙 2018年1月24日付)

ベルルスコーニ元伊首相、ドヌーブさんらを支持 「エレガントに求愛することが大事」

国営イタリア放送協会RAIの番組に出演するシルビオ・ベルルスコーニ元首相(2018年1月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / Alberto PIZZOLI〔AFPBB News

 シルビオ・ベルルスコーニ氏は、英国のテリーザ・メイ首相の父親、あるいはフランスのエマニュエル・マクロン大統領の祖父であってもおかしくない年齢だ。

 81歳の今、恋人より49歳も年上だ。だが、政治を担うには老いすぎていると考える人は、イタリアの富豪ビジネスマンにして元首相であるベルルスコーニ氏を侮っている。

 これで何度目になるのか分からないが、政敵たちは政治家としてのベルルスコーニ氏の追悼文を書くのは賢明ではないということを思い知らされている。

 2011年から2013年にかけて、さまざまな個人的、政治的屈辱に見舞われ、同氏は倒れたように見えた。ところが今や復活を遂げ、3月4日のイタリア議会選挙で自身の率いる右派連合を勝利へ導こうとしている。

 ベルルスコーニ氏は、車に例えるなら1960年代の「フィアット500」のように、完全に安心できるとは言わないまでも、馴染みのあるモデルだ。

 有権者の7人に1人以上が同氏の率いる「フォルツァ・イタリア」を支持すると話している。

 反移民を掲げる「北部同盟」も、同じくらいの支持率を得ている。極右政党の「イタリアの同胞」の得票率は5%程度になるかもしれない。合計してもこれではおそらく、ベルルスコーニ氏の3党連合は議会で過半数を得られないだろう。

 だが、次の政府の構成と政策に影響力を振るうのは間違いないように思える。